ぼくらはともだち [お絵かき]



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クンパの王(ワン)とワラベのはなもりちゃん

原型ではお隣の島に住んでます。ギリヴではちょっと距離の離れたご近所さん。
よくはなもりちゃんがワンの時計屋さんに遊びに来ます。


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ワンは無邪気に残忍な性格ですが、はなもりちゃんと遊ぶのが楽しいので彼女には危害を加えないようです。




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遊び疲れたはなもりちゃん。人をダメにするクッションでお休み中。ぬいぐるみを盛られます。


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まきちとベベカッチ


追記ではなもりちゃんについてちょっとだけ語ります



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はなもりちゃんは浪漫町の商店街にあるパン屋の娘さんです。
時折商店街を、パンをたくあんつめたバスケットをさげてお店のお手伝い。
「パンはいりませんか~?おししいですよぉ~」と、ほわほわお花をふりまいて歩きます。
浪漫町商店街の天使とあだ名がついたり(笑)

ぬいぐるみが大好きで、ほんのわずかに意思をもって動くことのできるぬいぐるみをつくれます。
たくさんのぬいぐるみや、優しい両親やお友達やご近所さんに囲まれて、毎日たのしく過ごしています。


しかしはなもりちゃん、とっても寂しがり屋さん。
そして、いつも楽しいのと裏腹に、子供心のすみっこでモヤモヤがうずまいています。
今から何年も何年もたって、自分の周りの大人たち、周りの人たちがみんな死んでしまっていつか一人になってしまう。という不安があるようです。
これから先、はなもりちゃんより幼い子供が色んな所で生まれてくるし、友達だってたくさんできる。と説明されても、言葉でわかったといいつつ、まだまだ子供の彼女にはそれが理解も納得もできません。
「そんなことないよ」と周りに言われているうちに、それを言葉に出して伝えることはなくなりました。はなもりちゃんの心の中にその不安はあり続けています。

ある日、近所の時計屋のお兄さん、王(ワン)に、それを伝える機会がありました。
ワンははなもりちゃんをしばらく見つめて、
「そうかもね。いつか皆いなくなってしまう日が来るかもしれない。それははなもりちゃんが思っているよりずっと早いかもしれないね。だけど、僕だけはここに居続ける。嘘だと思うかい?なら、確かめてみるといいよ。僕だけは何一つ変わらずにここに居続ける。君が遊びに来てくれる限り、僕はずっとそばにいてあげる。」
といいました。

ワンだけは、他の誰とも違う返答をしました。
大丈夫、とか、そんなことはないという言葉ではなく、彼女の考えを肯定して、そして、そばにいてくれるというお兄さんの言葉に、うれしさと安心感がこみ上げました。


どうしてワンがそんなことを言ったのかは、また今度。




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